よく聞かれる質問に
捻挫は癖になるんですか?と言うのがあります。
一般的に足首の捻挫を指しての話なのですが
みなさん、程度の差はありますが、若い頃に一度や二度の捻挫の経験をお持ちで
大人になって、膝の痛みや腰の痛みが出てきたり、
改めて趣味でスポーツを再会した時に捻挫を起こしちょっと心配になるようです。
足首捻挫は
足首(足関節)をひねって(ねじって)しまい、
筋肉や靭帯を伸ばしてしまったり(部分的な)断裂を起こしてしまった状態です。
関節は靭帯によって関節をまたいだ骨と骨をつなげ関節を安定させる働きがあり
筋肉はその関節を安定させる働きに加えて、連結された骨を動かすします。
(運動を行う)
捻挫によって伸びてしまった筋肉や靭帯ですが
筋肉はある程度回復しますが、靭帯はほとんど回復せず延びたら延びたままなので
関節の不安定性が増してしまいます。
そのために、直後はサポーターやテーピングなので保護しながら
徐々に傷めた組織(筋肉や靭帯)の周辺の筋肉を強化して補う必要が出てきます。
結局、ある程度以上の捻挫を経験すると
関節の安定性が低下し、それは100%回復はしないので
捻挫は癖になると言うのは間違えは無いと思います。
疲労した状態では、筋肉による関節の支持力が低下しますし、
ある程度年齢が上がってきてから、昔の捻挫が気になるのは
関節を支えて不安定さを補っている筋肉が弱ってくる為です。
これも、ある程度は仕方が無い事ですね・・・・・・
年齢と共に、筋肉量は低下する傾向はありますし、
運動量も低下するのが一般的な生活パターンだと思いますので
意識的にある程度の運動を無理の無いレベルで継続しながら
運動の中で、怪我をし難くする運動方法やテーピング、サポーターなどでうまく補いながら生活して行くのが
習慣性の捻挫を防止する(うまく付き合う?)ポイントでは無いでしょうか????
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