昨日の定休日
実家に帰った帰り道
上野の国立科学博物館で行われている
「医は仁術」特別展を観てきました。
針灸学校での学生時代に学んだ歴史的な資料や
今となっては保存されて輝きを失ってしまった当時のメスなどの医療器具を観ていると
改めて、その当時のすさまじいほどの医療に対する思いが伝わってきました。
病気や、人間の身体に対する知識(解剖学、生理学病理学)も発達していない時代
正確な情報も少なく道具も未発達の中
医療の発展のためというよりも
眼の前で苦しむ患者さんを救うために
知識や技術を求めさらには伝え、さらには得られた正しい知識や技術を広めるために
壮絶な苦労と努力をそれこそ命がけで積み重ねてきた先人たちの功績には
頭が下がる思いです。
数百年前は限られた人しか医療に携わる事すら出来ない時代だったのでしょう
私がその時代に生まれていたら、この仕事を志す事すらできなかったと思います。
また、展示の後半には
最先端の医療技術の展示も行われており
総合病院の現場勤務から離れてかなりの時間が流れてしまった私には
それも、大変刺激になりました。
改めて、初心を忘れず、謙虚に
仕事に向かって努力を積み重ねて行きたいと思います。
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