関東地方、一気に暑さが厳しくなってきました
先月から少しづつ熱中症の報道が見られます
いくつかの報道を見ていまして感じることは
熱中症と脱水症がイコールかのように混同されているのではないかということです
私の報道から受ける印象ですが
熱中症(脱水症)になってしまった方は
「しっかり水分補給していたんですけど・・・・」等と述べていたり
熱中症(脱水症)の方を出してしまった会社や学校の管理者は
「もっとしっかり水分補給できるようするためのにいろいろ努力が足りませんでした」
等というコメントを出されるケースが多いようです
熱中症とは、気温が高い環境に(長時間身を置いた事)で生じる健康障害の総称です。
体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温調節が働かなくなり、体温上昇、めまい、倦怠感、けいれんや意識障害などの症状が起こります。
脱水症は
熱中症と同じように気温の高い環境下で活動することにより
水と電解質(塩分が水に溶けたもの)で構成される体液が汗で失われ(発汗)
その補給ができていない場合に生じる可能性のある
熱中症な多岐にわたる症状の中の一つと言えるでしょう
脱水症になると血液の量が減少、血圧が低下、必要な栄養素が体に行き渡らなくなり、不要な老廃物を排出する力も低下します。骨や筋肉から電解質が失われると脚がつり、しびれが起こることもあります。
夏が本格化し、気温が上がってきます
高温という環境下で活動を行った(生活をすることも含む)場合
体温を調整しようと発汗が行われ
過酷な環境の場合は発汗により大量の水分と電解質が失われ
補給が間に合わなくなり脱水症を発症するという流れになります
一気に夏らしくなったこの時期、
暑さに慣れていない体に急に暑さが襲い掛かった場合は
熱中症は脱水症のリスクはさらに高まります
脱水症を含む熱中症対策は
高温の環境を改善し水分を十分に摂取することが大切です
(冷たい水を用意して定期的に水分補給を適切に行うとともに体内から温度を下げることも有効です)
しかしながら、対策としては水分補給だけでは不十分なので
室内の空調をしっかり行い室温を下げ
室内で過ごす方ばかりでなく、屋外で過ごす方は特に
氷枕やアイスパック、濡れタオル等を活用して
積極的に体をしっかり冷やすように心がけていただきたいと思います