以前からまれに相談を受けてはいたのですが
今年になって何人かの方から
ジェネリック医薬品を使った方が良いのでしょうか?
という質問を受けました
定期的に医療機関を受診していた方はジェネリック医薬品を使うかどうかを
すでに決めて利用されている方も多いと思われますが
最近になって体調を崩したなどで医療機関にかかった場合
初診の問診票を書く時点でジェネリック医薬品の処方を希望するかどうかを聞かれる場合が多いようですし
特に昨年末からの
食料品の値上げや光熱費の高騰で
出費を抑えるためにジェネリック医薬品の利用を
改めて検討している方が多いようです
ジェネリック医薬品とは
ジェネリック医薬品は、新薬（先発医薬品）と同じ有効成分を使っており、品質、効き目、安全性が同等なおくすりです。厳しい試験に合格し、厚生労働大臣の承認を受け、国の基準、法律に基づいて製造・販売しています。
さらに、製品によっては、服用しやすいように大きさや味・香りなどを改良したジェネリック医薬品もあります。新薬に比べ開発費が少ないために、新薬より低価格なおくすりです。
（参照 日本ジェネリック製薬協会ホームページより）
https://www.jga.gr.jp/general/about.html
ジェネリック医薬品に関して
偶然医療関係者数名を含めて、親しい人達が集まって食事をする機会があった時に聞いた話ですが
（当時ロキソニンのジェネリックが薬局でも販売されるようになったばかりで）
「薬局で我々が簡単に購入できるジェネリックのロキソニンは何か違うんですか？」
という話になりました
その時の薬剤師さんからの回答は
「薬としての違いは無いので安心して使ってもらっていい」とのことでした
その一方でロキソニンの製薬会社の人の話として
先発医薬品として製法にかなりのノウハウが凝縮されていたため
服用した時の薬剤の溶け方や体内での吸収の仕方が
ジェネリック医薬品では微妙に再現できない部分があるので
薬の成分や容量だけではない先発医薬品の優れた部分というのは
見えづらい部分ですが存在するということでした
私自身はおかげさまで健康な生活を送ることが今のところできており
医療機関を受診し医薬品を処方してもらう機会がほとんどないのですが
基本的にはジェネリック医薬品を積極的に処方してもらう事が多いですし
先に述べたような、ジェネリック医薬品を使うべきかという質問を受けた場合
自分の経験として、医師が診断した結果
ジェネリック医薬品の処方を提案してきているのであれば
問題ないと思いますと伝えています。
これは私の経験なのですが
かなり以前に逆流性食道炎で内科の先生にお世話になった時に
薬でパリエットを処方していただく際に
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00065136
「他の薬はジェネリックを使用して頂いて構いませんが
私の経験ではパリエットのジェネリックはどうしても力不足をを感じるので
パリエットだけはジェネリックを使わないでください
なので、パリエットだけはジェネリック不可の処方箋を書いておきます」
とはっきり言われたことを記憶しています
専門医の臨床の経験から
効き目の差を肌で感じ先発医薬品を使うことにこだわる先生もいらっしゃると思いますし
処方箋にはジェネリック医薬品の処方の可否を書く欄もあります
先発医薬品とジェネリック医薬品の違いについても
様々な意見があると思います
ジェネリック医薬品の使用は医療費の削減にも一役買っていますので
国としても、しっかりとシステムを整えて推奨する形になっているとは思います
一度の通院と数日の服薬で体調が回復するような場合は
それほど神経質になることはないと思いますが
数週間から数ヶ月に渡り、治療と服薬を継続するようなケースでは
担当の主治医としっかり話をしてジェネリック医薬品を使うかどうかを検討することが良いと思います
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