ある朝の事、
職場に着くと留守電が入っていた。
電話の声は坐骨神経痛の疑いで通っている
自分の父と同じ世代のやはり一人暮らしで頑張っている
とても楽しい男性からのメッセージだった。
『用事が出来たので今日の腰痛の予約をキャンセルさせてください』と言う内容。
非常に丁寧な電話だった。
予約表にキャンセルの記しを書き入れる、
するとまもなく電話が鳴った!
その男性からのお電話だった
留守電にメッセージを入れただけでは申し訳ないからと
わざわざ改めて電話を掛けてくださったのだ。
曰く
「黒いネクタイの用事が出来ちゃって・・・・・
こればっかりは、行かないわけにはいかないから
申し訳無いけど今日はお休みさせてください。」との事。
不祝儀があったようで
それを「黒いネクタイ」と言うなんて
気配りがあり、いなせだなぁと関心!
こういった大人の表現は我々の世代にはなかなか出来る物ではない
本当に格好いいと思う。
チョイ悪オヤジを目指すよりも
気の効いた、格好良い日本語を使いこなすように歳をとりたい。
そう思った一本の電話の話でした。
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