花粉症のシーズン真っただ中ですが
毎年この時期になると
特に思い当たるような原因が思い浮かばないのに
ぎっくり腰や寝違え、背部痛を起こしてしまい
疑問に思い治療もかねて相談に訪れるというケースが見受けられます
患者さんの症状や日常の生活の様子を伺いいろいろと原因を探るのですが
もちろん慢性的に少しずつため込んでしまった疲労が
原因の場合も多いのですが
この花粉症シーズンのぎっくり腰や寝違え、背部痛を引き起こす原因として
気になる要素が花粉症の症状の有無に関わらず「花粉」という
多くの人々をつらいアレルギー症状で苦しめる異物の存在です。
花粉症のシーズンになると
(人によって反応を起こす花粉の種類は様々ですが)
多くの花粉が大気中に飛散、浮遊するため
屋外で活動をした場合に人間の様々な部分に付着してしまいます
その付着した花粉による攻撃に対して
ちょいアレルギー反応を起こしてしまうのが「花粉症」なのですが
花粉症が無い方でも待機中には多くの花粉が飛散浮遊しているため
様々な部分に付着してしまった花粉からの攻撃に対して
打ち勝ってはいるものの、許容範囲内アレルギー反応を起こして
「花粉」と戦っている事は事実です
つまり花粉症の症状があろうがなかろうが
人によってはとてもつらい症状を引き起こす花粉という異物に対して
多くの人が花粉の攻撃に負けないように体内で免疫が戦っているわけです
このように攻撃を受けている状況というのは
交感神経が優位の状況になり体の緊張のレベルが上がってきます
交感神経の働きが強くなり身体の緊張が強くなった場合
筋肉の緊張度合いも高くなってきます
この筋肉の緊張度合いが高くなってきているというのがひとつの
ぎっくり腰や寝違え、背部痛を引き起こす要因と考えても良いかもしれません
そして緊張度合いが高くなっている体で生活するということは
無意識化ではありますが、動きの滑らかさが低下した体を懸命に動かすことになり
体を動かすこと(筋肉を動かすこと)に対する負担も増加するため
疲労を蓄積しやすくなります
またこのような緊張状態は
花粉の浮遊していない屋内に避難したからといって
すぐに解消されるものでもないため
(それほど強い影響があるとも思えないのですが)
就寝時にも交感神経が優位な緊張状態から解放されず
眠りが浅くなってしまい疲労の回復が遅れ体のコンディションと言うか筋肉のコンディションが良くない状態になってしまう可能性が高まり
疲労が溜まった状態ではあるけれどもその自覚が無く
いつも通りの日常生活を行うために想像以上の負担が体にかかってしまい
少し大げさな表現ですが、無理を押しながら体を働かせてしまうことになるので
体が悲鳴を上げてぎっくり腰や寝違え、背部痛を引き起こしてしまっているのかもしれません
このように花粉症のシーズンに我々を攻撃する「花粉」というのは
人間の体(筋肉)の動きを悪くしたり
交感神経の緊張による慢性的な緊張を引き起こし
睡眠の質の低下や日常生活を送ることにも肉体的な負担を増加させてしまい
結果として、場合によっては
特に負担をかけたと言う思い当たる節がないのに
体が悲鳴を上げてしまいぎっくり腰や寝違え、背部痛を引き起こしてしまって
花粉症の症状ではないけれども、辛い症状に襲われることもあるかもしれません
慢性的な肩こりや腰痛をお持ちの方や
ぎっくり腰や寝違え、背部痛を度々引き起こしてしまって
辛い思いをしているという方は
花粉症の症状の有無に関わらず
出来る範囲で花粉症対策をしてみるのも良いのかもしれません
ちなみに私は、基本的に花粉症はないのですが
今年の花粉症シーズンは眼と喉に不快感を感じていますので
普段から行なっているマスク着用、手洗いに加え
車の運転以外はあまり使わないメガネも外出時にできるだけ着用するようにして
機会があれば積極的にうがいを行い
顔を洗ったりアレルギー用の目薬を使ったりしています
また、花粉症の症状がないので花粉症薬というのは飲んでいないのですが
それほど強くなくても花粉症の症状がある方はでも
医師や薬剤師さんに相談して花粉症の薬を服用してみるというのも良いかもしれません
とは言うものの
今日お話しさせていただいたような突発性のトラブルに対する予防法というのは
トラブルを予測することも難しいのですが
効果を測定することも難しく、なかなか予防できていることを実感することも難しいので
多くの人を苦しめている花粉が
ぎっくり腰や寝違え、背部痛を引き起こす要因の一つになることがあるんだなぁ・・・
程度に捉えていただいて
無理のない範囲で日常生活に取り入れていただければ良いのではないかなと思います。
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