家中のコルセット まとめて持ってきてください
不幸なことにぎっくり腰になってしまった場合
布団からの起き上がりの際に激痛があったり
椅子などからの立ち上がり動作が辛かったりして
仕事や学校に行くのはもちろん
買い物に行ったり、家の中の用事を済ますことも
ままならないケースがあります
そのような状態でも動かなければならないというのはたくさんいらっしゃいます
もちろん 当院まで治療を受けに来てくださる場合でも
ぎっくり腰の痛みに耐えながら 場合によっては 電車やバスを利用して
やっとの思いで来てくださいます
このように歩くだけでも痛みを伴うようなぎっくり腰の場合
コルセット等で ぎっくり腰で痛めてしまった部分を 庇いながら
生活することで多少の痛みは 和らげることができるのですが
慢性的に腰痛を繰り返している場合でなければ
手元にすぐに使えるコルセットがあるというケースは少ないようです
それでも諦めずに ぎっくり腰の痛みから少しでも解放されるためにと
コルセットが身近にあるのではないかと考えて くださったのでしょう
家族が使っていたという コルセットを着用してきてくださったり
タンスの奥で眠っていたという古いコルセットを着用して来院してくださる
そんな患者さんも多くいらっしゃいます
ぎっくり腰の場合、多くの場合痛みのピークは数日で収まりますので
慢性的に繰り返している状況でなければ
痛みの状況や回復具合により必要となる最適なコルセットの種類というのが
刻々と変わる場合もあるので
借り物であっても古いものであっても使用可能な条件を満たしているのであれば
それを使っていただいて ピークの強い痛みを乗り越えていただく ケースが多いです
その過程で次回来院していただいた時に
家にあるコルセットの中で使えそうなものをいくつか持ってきていただくようにお伝えしています
そうすると、ご持参していただいたコルセットの多種多様なラインナップになり
急性期の痛みに対応するためのしっかりした コルセットであったり
慢性期であったり 回復期の腰部の保護のために適した
比較的固定力の 強くない コルセットや
場合によっては 骨盤を安定させるためのいわゆる 骨盤ベルトなど
様々な用途のコルセット類になるために使い分けが必要になってきます。
一旦、手元のコルセットが使用可能な状態なのかを確認し
その種類と使い方を整理してお伝えし
現状 必要なもの、を今後必要になってくるもの
そして 正しい装着の方法などをお伝えして
手持ちのコルセットを活用していただくようにアドバイスしています
コルセットも決して安いものではありませんので
(安価で手軽に使えるコルセットをいろいろと探していますが
ある程度のクォリティーを確保している商品となかなか見つかりません)
手元に使えるものがあるのなら積極的に活用していただき
必要なら購入していただければいいのではないかと思います
ぎっくり腰ばかりでなく、腰痛で治療院や整形外科をご利用の際には
コルセットをご持参していただくとよいかもしれません